今回の隊集会は木工工作です。
千里新田小学校の図工室をお借りして「 杉貫のスツール 」を製作しました。
今回はスペシャルなことが盛りだくさん!
その1.講師がスペシャル!
木工家の賀來寿史さんに講師としてお越しいただきました。
賀來さんから大阪の森林や木や道具についてたくさんのお話を聞いて、興味津々の子どもたち。
間近で見られる賀来さんのプロの手仕事にも熱い視線が注がれました。
その2.材料がスペシャル!
材木の流通や仕組みづくりなどを通して地域内循環を目指す田中製
材所の田中由虎さんに大阪府産の杉貫をご用意いただきました。
大阪に住んでいる私たちだからこそ地元大阪のものを使いたいという想いに共感してくださり今回実現することになりました。前日に河内から運んで、準備万端です。
その3.補助者もスペシャル!
今回は大人もたくさん集まりました。指導者だけでなく、
保護者の方にも参加いただき、
補助者として作業を手伝っていただきました。
「椅子」という身近なくらしの道具を自分たちで作ること。はじめて作る大人も多く子どもたちと同じフラットな立場でものづくりに挑戦しました。
親子で1つのものを作り上げる貴重な体験となりました。
作業はヌキ板を計測し、切るところから始まります。
座面のパーツと脚のパーツそれぞれ必要な数を切っていきます。
さらに脚のパーツは、斜めに線を引いて、縦に切ります。
のこぎりの歯を変えて、板を横に切ること、そして縦に切ること、両方の切り方をマスターしました。
続いて、組み立てです。
板と板を組み合わせて釘を打っていきます。
今回は合計52本のくぎを打ちました!
賀來さんの説明を聞いて、製図を見て、根気強く丁寧に作業を進めていきます。
こうして1日かけてすべてのスカウトの椅子が完成しました。
活動を通じて、日本の森林を取り巻く環境のこと、
自分たちが選ぶものに責任があること、
それが未来につながっていることなど多くのものを学びました。
自分たちで手作りする大変さと楽しさと喜びを感じる充実した1日
となりました。
今回ご協力いただきました賀來寿史様、田中由虎様、
そして保護者、団委員の皆さまありがとうございました。